2010年5月14日金曜日

早い対処を望む

おはよ。

ん~、先日は「目覚ましテレビ」や「とくダネ」なんかで「口蹄疫」取り上げてもらえたようで、少しは世間の方々も知って頂けたようですね。 ありがたいことです。

口蹄疫が発生してから、後1週間でもう1ヶ月が経とうとしています。
よく政府の方々が発症農家に5/5助成するから・・と言われますが、ほんとうはそのような問題だけでないんですよね。

宮崎、その周辺の鹿児島、熊本のセリが止まってしまってます。

セリが止まるってことは、その間農家には収入が一切ないってことです。
なのに毎日の餌代はかさむ一方なんです。

おそらく、毎月4頭ほど牛を出されていた方は200万ほど収入があったはずです。そこから餌代、薬代、精液代、電気代、燃料代・・etc 差し引いて、月10~20万手元に残るかどうかではないでしょうか?

収入無かったって、使用したものはお金払わないといけないですからね・・。 月々180~190万借金しろって言われたら地獄ですよ?

しかも今移動が制限されているので種付けが出来ない状況に陥ってます。

ってことは1年後の1ヶ月間は全く子牛が生まれない。 ってことはその2~3年後はその農家さんは全く収入がない時期がくるってことが予測できるわけです。

これでどうやって畜産を続けろというのでしょうか?

これは川南やえびのだけの問題でないです。 3県全体の問題となっており、かなり厳しい状況です。

はっきりいって「お金」じゃないんですよ。
もちろんお金がないと、生活が出来ませんが、とにかく今動いて欲しいことは国が主体となって一気にやり遂げることだと思っています。

今でも遅すぎるぐらいですが、宮崎県の努力によりどうにか今の範囲内で抑えきってます。
でも、今、この瞬間の対策を誤れば、拡散が止められなくなり、日本全国に一斉に蔓延することになるでしょう。

人が足りません。物資が足りません。重機が足りません。

我が子のように育てた家畜が殺されるのは、農家さんにとって苦渋の決断です。
ならばせめて殺処分しなければならないと決まった翌日には全て殺処分して埋却出来る体制をとってほしい。

それだけの対策が出来る人、モノ、重機、なにもかもを一気に投入して欲しいと思います。

今のレベルだと1日、殺処分出来る頭数は1000~3000頭に対し、1日で感染したと報告される頭数が10,000頭と全く追いつきません。

感染したと分かってるのに殺処分できないということは、それだけウィルスを撒き散らすということなので、更なる蔓延を引き起こします。

少なくとも、ここ一週間の対処が明暗を分けます。

国主導で、一気に送り込んでいただき、一気に封じ込めをして頂きたい。

いつも祈りながら仕事をしています。

追伸:
もう息子たちにも1ヶ月会えてません(泣)

0 件のコメント:

コメントを投稿